【銘柄分析】将来性に着目!成長が期待できる注目の2銘柄

皆さん、こんにちは!将来性のある企業への投資は、資産形成の大きなカギとなります。今回は、数ある銘柄の中から特に今後の成長が期待できる2つの銘柄をピックアップし、その魅力と具体的な根拠を深掘りしてご紹介します。


1. 事業承継とエンタメで成長を加速する「フィンテック グローバル(8789)」

フィンテック グローバルは、金融、公共コンサルティング、そしてエンタテインメントと多角的な事業を展開する企業です。一見すると様々な分野を手掛けているように見えますが、その中核には明確な成長戦略があります。

なぜ今、フィンテック グローバルなのか?

  1. これから伸びる市場への参入
    • 日本社会が抱える大きな課題の一つに「事業承継問題」があります。後継者不足に悩む中小企業が増える中、同社はこの問題の解決策を提供する事業を強化しており、今後もニーズの拡大が見込まれます。
    • さらに、ムーミンのテーマパーク「メッツァ」への投資も注目ポイントです。コロナ禍が落ち着き、観光需要が回復する中で、メッツァの来園者数は堅調に増加しており、2025年3月期中間期の来園者数は前年同期比11.1%増加しました。エンタテインメント事業の成長が全体を押し上げています。
  2. 独自の強み
    • ブティック型インベストメントバンクとして、金融アドバイザリー業務や投資業務において特定のニッチ市場での専門性を有しています。他の大手金融機関とは異なる視点で、事業成長をサポートできる点が強みです。
  3. 効率的な資金活用と堅調な業績推移
    • 同社は過去の業績から見ても、収益を伸ばす力を持っています。2024年9月期の連結業績は、売上高が前期比48.4%増の138億円、経常利益が同92.7%増の24.6億円と、大幅な増収増益を達成しました。
    • さらに注目すべきは、2025年9月期の通期予想です。売上高は一時的に減少する見込みですが、経常利益は前年比21.9%増の30億円、最終利益は同19.4%増の20億円と、引き続き利益成長を計画しています。これは、同社が事業の効率化や収益性の改善に注力している証拠と言えるでしょう。
    • 自己資本比率も43.0%と安定しており、財務基盤も健全です。
  4. 具体的な成長への期待
    • 直近の2025年3月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比8%増と3期連続の増益を達成しており、安定した成長基盤が見られます。
    • 加えて、2025年9月期の年間配当予想は1株あたり3円と、前期の1.5円から倍増を予定しており、株主還元にも積極的な姿勢が伺えます。

2. V字回復に期待!老舗アパレルメーカー「山喜(3598)」

山喜は、ドレスシャツやカジュアルウェアなどアパレル製品の製造・販売を手掛ける老舗企業です。直近の業績は厳しいものの、これから先の大きな回復が期待できる銘柄として注目しています。

なぜ今、山喜なのか?

  1. 市場の動向と企業の対応
    • アパレル市場全体は成熟期にありますが、長年培ってきたブランド力と製造ノウハウは山喜の大きな強みです。厳しい状況下でも、企業としての基礎体力はしっかりとしています。
  2. 大幅な利益回復への期待
    • 2025年3月期の連結業績は、売上高107億7,400万円(前年同期比5.9%減)、経常利益1,500万円(同94.1%減)と厳しい結果でした。国内販売の不振や製造セグメントの損失拡大が主な要因です。
    • しかし、同社が発表した2026年3月期の連結業績予想に注目してください。売上高は110億円(前期比2.1%増)と微増ながら、営業利益は2億円(同311.9%増)、経常利益は2億円(同1,233.3%増)と、驚異的な回復を見込んでいます。
    • この大幅な利益改善は、コスト削減や生産体制の見直しなど、抜本的な経営改善策が実を結び始めていることを示唆しています。
  3. 具体的な数字が示す未来
    • 2025年3月期は大幅な減益となりましたが、翌期の予想では、売上高の増加率以上に利益率が劇的に改善する見込みです。特に経常利益の1,233.3%増という数字は、同社の強い回復への自信の表れと言えるでしょう。
  4. 株主優待の魅力と桐谷さんの存在
    • 山喜は、その株主優待の魅力でも知られています。シャツ商品券などの株主優待は、長期保有を検討する個人投資家にとって大きなインセンティブとなります。
    • そして、テレビ番組などでもおなじみの「株主優待生活」で有名な桐谷広人さんも、山喜の株主優待を愛用していることでも知られています。桐谷さんの存在は、山喜の株主優待の魅力をより一層際立たせ、個人投資家からの注目度を高める要因の一つとなっています。優待目当ての長期保有者が多ければ、株価の安定にも寄与する可能性があります。

まとめ

今回ご紹介した「フィンテック グローバル」と「山喜」は、それぞれ異なるアプローチで今後の成長が期待できる銘柄です。

  • フィンテック グローバルは、成長市場への参入と多角的な事業展開、そして堅調な利益成長が魅力です。
  • 山喜は、一時的な低迷から力強いV字回復が見込まれており、その改善の度合いに注目が集まります。また、株主優待の魅力と桐谷さんの存在も、個人投資家にとっての注目ポイントとなるでしょう。

投資は自己責任ですが、これらの情報が皆さんの銘柄選びの一助となれば幸いです。

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です