こんにちは! 年末が近づくと、テレビやネットで頻繁に見かける「ふるさと納税」の文字。「お得らしい」とは分かっていても、**「なんだか手続きが面倒くさそう…」「ワンストップ?確定申告?名前は聞くけど、違いがよく分からない…」**と感じて、つい後回しにしていませんか?
仕事や家庭のことで毎日があっという間に過ぎていく中で、税金のことまでじっくり調べる時間なんて、正直なかなか取れませんよね。
でも、そんな忙しい私たちだからこそ、知っているだけで数万円単位の節約につながる「ふるさと納税」を使わないのは、本当にもったいない!
そこでこの記事では、かつての私と同じように悩んでいるあなたのために、究極に分かりやすい「ふるさと納税」の手続き完全ガイドをご用意しました。
この記事を読めば、もう迷うことはありません。
- あなたにピッタリな手続きが、たった1分で分かります。
- スマホを片手に、この記事を見ながら申請を終えられます。
読み終える頃には、ふるさと納税へのモヤモヤした気持ちがスッキリ晴れ渡り、「なんだ、こんなに簡単だったのか!」と思えるはずです。一緒に、賢くお得なふるさと納税を始めましょう!
【第1部】私はどっち?「あなたに最適な手続き」診断チャート
「理屈はいいから、まず結論を教えて!」 そんなあなたのために、最初に診断チャートをご用意しました。いくつかの簡単な質問に「YES」か「NO」で答えるだけで、あなたがどちらの手続きをすべきか、すぐに分かります。
【1分で完了】あなたに最適な手続きはこれだ!診断チャート
質問1:寄付した自治体の数は、5つ以内ですか?
- → YES の場合:質問2へ
- → NO (6つ以上の自治体に寄付した)場合:
- あなたの手続きは【確定申告】です!(第3部へお進みください)
質問2:ふるさと納税以外で、確定申告をする予定はありますか? (例:医療費がたくさんかかった、住宅ローン控除の1年目、副業の収入が20万円を超えた…など)
- → YES (確定申告の予定がある)場合:
- あなたの手続きは【確定申告】です!(第3部へお進みください)
- → NO (他に確定申告する予定はない)場合:
- おめでとうございます!あなたは一番簡単な【ワンストップ特例制度】が利用できます!(第2部へお進みください)
いかがでしたか?ご自身の進むべき道が、明確になったかと思います。 「なぜそうなるの?」と理由が気になる方のために、両制度の簡単な比較表も作ってみました。
【超簡単比較表】ワンストップ特例 vs 確定申告
比較項目 | ワンストップ特例制度 | 確定申告 |
対象者 | ・寄付先が5自治体以内 ・他に確定申告の予定がない会社員など | ・寄付先が6自治体以上 ・自営業、フリーランス ・医療費控除などを受ける人 |
手続き | 寄付した自治体ごとに申請書と本人確認書類を郵送するだけ | 税務署へ申告書を提出(スマホやPCで完結可能) |
手軽さ | ◎ とにかく簡単 | 〇 やや手間はかかるが、一度慣れれば難しくない |
控除方法 | 翌年度の住民税から全額が控除(天引き)される | 所得税からの還付+住民税からの控除に分かれる |
Google スプレッドシートにエクスポート
簡単に言うと、「他に確定申告の用事がない、寄付先少なめの会社員」の方はワンストップ特例、それ以外の方は確定申告、と覚えておけばOKです。
それでは、ご自身のタイプに合わせて、具体的な手続き方法をみていきましょう!
【第2部】【完全図解】ワンストップ特例申請、5つのステップ
診断で「ワンストップ特例制度」に決まったあなた、おめでとうございます! この方法は本当に簡単で、5つのステップで完了します。
STEP1:申請書の入手 ふるさと納税で寄付を申し込むと、返礼品とは別に「寄附金受領証明書」と一緒に**「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」**という書類が自治体から送られてきます。これがワンストップ特例の申請書です。もし見当たらない場合や、申し込み時に「希望しない」にしてしまった場合は、各自治体のウェブサイトからダウンロードできます。
STEP2:申請書の記入 申請書に必要事項を記入します。記入する箇所はそれほど多くありません。 基本的には、氏名、住所、マイナンバー(個人番号)を記入し、チェックボックスにチェックを入れるだけです。
STEP3:本人確認書類の準備 次に、本人確認書類のコピーを準備します。これはマイナンバーカードを持っているかどうかでパターンが分かれます。
- パターンA:マイナンバーカードを持っている場合
- マイナンバーカードの両面コピー
- パターンB:マイナンバーカードを持っていない場合
- 番号確認書類(通知カードのコピー or 住民票の写し)+ 身元確認書類(運転免許証やパスポートのコピー)
STEP4:書類の郵送 記入済みの「申請書」と「本人確認書類」を、寄付した自治体へ郵送します。 寄付した自治体の数だけ、この作業が必要になります(例:3自治体に寄付した場合、3通送る)。
STEP5:期限の確認【最重要!】 これが一番大事です。ワンストップ特例の申請書は、**寄付した翌年の1月10日【必着】**です。 年末に寄付が集中するため、ギリギリになると書類の準備などで慌ただしくなります。書類が届いたら、年内には投函するつもりで早めに準備を始めましょう。
【第3部】【スマホで完結】確定申告(e-Tax)、7つのステップ
診断で「確定申告」になったあなた。「うわ、面倒くさそう…」と思いましたか?ご安心ください。今はスマホとマイナンバーカードがあれば、税務署に行かずに自宅で15分ほどで完了できます。私も毎年この方法ですが、驚くほど簡単ですよ。
STEP1:準備するものリスト まずは、以下のものを手元に準備しましょう。
- スマートフォン(マイナンバーカード読み取り対応のもの)
- マイナンバーカード(発行時に設定した暗証番号2種類も思い出しておきましょう)
- 寄附金受領証明書(各自治体から届くハガキや書類)
- 源泉徴収票(勤務先から年末に配布されるもの)
- 還付金の振込先口座が分かるもの(通帳やキャッシュカード)
STEP2:マイナポータルと連携 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にスマホでアクセスします。「作成開始」をタップし、「e-Tax(マイナポータル連携)」を選択。画面の指示に従い、マイナンバーカードの情報をスマホで読み取って連携させます。
STEP3:源泉徴収票の読み取り 次に、あなたの年収などを入力します。ここで便利なのが「源泉徴収票の自動読み取り」機能。スマホのカメラで源泉徴収票を撮影するだけで、面倒な数字が自動で入力されます。
STEP4:寄附金控除の入力 いよいよ、ふるさと納税の情報を入力します。「控除の入力」画面で「寄附金控除」を選択。自治体から届いた「寄附金受領証明書」を見ながら、寄付した年月日、金額、自治体の所在地などを入力していきます。
STEP5:還付金の受取口座の入力 すべての入力が終わると、控除額や還付される所得税額が自動で計算されます。その還付金を受け取るための、あなたの銀行口座情報を入力します。
STEP6:マイナンバーカードで電子署名 最後に、提出するデータが間違いなく本人のものであることを証明するため、再度マイナンバーカードをスマホで読み取ります。
STEP7:送信完了! 電子署名が終われば、データ送信ボタンをタップして完了です!「送信完了」の画面が出たら、念のため控えのデータをPDFで保存しておきましょう。お疲れ様でした!
【第4部】「しまった!」を防ぐ、よくある質問(Q&A)
最後に、ふるさと納税の手続きで多くの人がつまずくポイントをQ&A形式でまとめました。
- Q1. うっかり6つの自治体に寄付してしまいました。どうすればいいですか?
- A1. 大丈夫です、落ち着いて確定申告に切り替えましょう。ワンストップ特例は「5自治体以内」が絶対条件のため、6自治体以上に寄付した時点で無効になります。
- Q2. 医療費控除もしたくなりました。ワンストップ特例の申請後でも間に合いますか?
- A2. はい、間に合います。医療費控除などで確定申告が必要になった場合は、ワンストップ特例の申請は自動的に無効になります。確定申告をする際に、ふるさと納税の分も忘れずに申告してください。
- Q3. ワンストップ特例の申請書を出し忘れて、1月10日の期限を過ぎてしまいました…。もう手遅れですか?
- A3. まだ諦めないでください!その場合も確定申告をすれば、控除を受けることができます。確定申告の期限は原則として3月15日までです。
【まとめ】
ここまで、本当にお疲れ様でした! ふるさと納税の手続きは、最初に自分に合った方法さえ選べば、決して難しいものではありません。
- 他に申告がない会社員で、寄付先が5つ以内なら「ワンストップ特例」
- それ以外の方は、スマホで楽々「確定申告」
このルールさえ覚えておけば大丈夫です。
忙しい毎日の中で、こうした制度を賢く活用することは、未来の自分や家族の暮らしを豊かにするための、大切な「お金の知識」です。年間で数万円の差が出るのですから、やらない手はありません。
この記事が、あなたのふるさと納税への高いハードルを少しでも下げ、資産を守り、増やすための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、今年こそ、ふるさと納税をあなたの力強い味方にしましょう!