【第4回】ROE 26%は「錬金術」か「魔法」か? 富士通の異常な稼ぐ効率と、そのタネ明かし【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 投資の世界には、世界中の投資家が血眼になってチェックする**「魔法の数字」があります。それがROE(アール・オー・イー:自己資本利益率)**です。 今回、富士通の決算データを分析して、私は思わ…

【第3回】現金は嘘をつかない。キャッシュ・フロー(C/F)で暴く富士通の「戦闘準備」【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 「黒字倒産」という言葉がある通り、いくら利益が出ていても、支払いに必要な現金が手元になければ会社は潰れます。 逆に、多少赤字でも、現金が潤沢にあれば会社は生き延び、次のチャンスを掴めます。 企…

第8回:【定性分析①】ビジネスモデルと競合比較 ~ニデック「3つの王国」の明暗、AIの救世主と不正の震源地~

こんにちは、makoです。 「ニデック(旧:日本電産)は何屋さんですか?」 と聞かれたら、あなたならどう答えますか? 「モーター屋さんでしょ?」 正解です。しかし、投資家としては50点の回答です。 正しくは、**「軽薄短…

第7回:【成長性・割安性分析】売上と利益の「伸び」と、株価の「お得感」を測る ~ニデック、暴落した株価は「バーゲン」か「落ちるナイフ」か?~

こんにちは、makoです。 スーパーで「半額シール」が貼られた高級ステーキ肉を見つけたら、あなたはどうしますか? 「ラッキー!今のうちに買わなきゃ!」と飛びつく人が多いでしょう。 しかし、もしその肉の賞味期限が切れていて…

第5回:【安全性分析】自己資本比率と流動比率で、企業の「守りの硬さ」を徹底解剖 ~ニデック、6,000億円の在庫が隠す「資金繰り」の真実~

こんにちは。 「マラソンランナー」を想像してみてください。 フルマラソンを走り切るには、全身の筋肉量や持久力(=自己資本比率)が必要です。 しかし、どんなに筋肉ムキムキでも、レース中に飲む「水(=現金)」を持っていなけれ…

第4回:【収益性分析】ROEとROAを使いこなし、「稼ぐ効率」の本当の意味を知る ~ニデック、かつての高収益マシンが「年利3.5%」に劣化?~

こんにちは。 突然ですが、あなたに2つの投資話が舞い込んできたとします。どちらの経営者に大切なお金を預けたいですか? A社長: 「1億円を投資してくれれば、1年間で1,000万円の利益を出してみせます!」 B社長: 「1…

第2回:【貸借対照表】企業の「寿命」と「倒産シナリオ」を完全シミュレーション ~ニデック、鉄壁の要塞に仕掛けられた「時限爆弾」の正体~

こんにちは、makoです。 「黒字倒産」という言葉の本当の意味を、あなたは知っていますか? 「赤字だから潰れる」のではありません。「お金(現金)が回らなくなった時」に、企業は突然死を迎えるのです。 想像してみてください。…