【第3回】現金は嘘をつかない。キャッシュ・フロー(C/F)で暴く富士通の「戦闘準備」【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 「黒字倒産」という言葉がある通り、いくら利益が出ていても、支払いに必要な現金が手元になければ会社は潰れます。 逆に、多少赤字でも、現金が潤沢にあれば会社は生き延び、次のチャンスを掴めます。 企…

【第1回】損益計算書(P/L)は企業の「通知表」。富士通の利益6倍増のカラクリを見抜く【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 突然ですが、みなさんは「決算書」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 「数字が羅列されていて難しそう」「会計士じゃないから読めなくて当たり前」……もしそう思っているなら、少しだけ耳を傾けてく…

企業分析マスター講座(実践編)最終回:【総合評価】自分だけの「投資ストーリー」を描き、「出口戦略」を決める

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、ついに最終回です。 「この株は買いですか? 売りですか?」 これは、私が最もよく受ける質問です。しかし、ここまで講座を受けてきたあなたなら、この質問に「絶対の正解」がない…

企業分析マスター講座(実践編)第9回:【定性分析②】経営戦略とリスク分析〜巨大戦艦・資生堂は、この「嵐」をどう突破するつもりなのか?〜

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、第9回へようこそ。 「ピンチはチャンス」と言いますが、投資の世界では「ピンチは、経営者の真価が問われる時」です。 順風満帆な時は、誰が舵を取っても船は進みます。しかし、今…

企業分析マスター講座(実践編)第8回:【定性分析①】数字の裏にある「物語」を読め! ビジネスモデルと競合比較で暴く、資生堂の“苦戦の真因”

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、第8回へようこそ。 投資の世界には、こんな言葉があります。 「定量分析(数字)は、過去を語る。定性分析(物語)は、未来を語る」 私たちが前回まで見てきた「ROE」や「流動…

【「借方」の正体】なぜ資産の増加が“左側”なのか? 会社の数字が面白くなる「複式簿記」の核心を、40代の今こそ解き明かす

1. 導入(問題提起):あの日の挫折と「左側」の謎 「借方(かりかた)」 「貸方(かしかた)」 この二つの言葉を聞いて、どのような感情が湧き上がりますか? もしかしたら、若い頃に簿記の資格を取ろうとテキストを開き、この最…

企業分析マスター講座(実践編)第7回:【成長性・割安性分析】その株は「買い時」か?資生堂の“未来の伸び”と“株価のお得感”を測る

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、第7回へようこそ。 あなたは、こんな「失敗」をしたことがありませんか? 「決算内容が良かったから買ったのに、株価が下がった…」 「赤字だからダメだと思って売ったら、その後…

企業分析マスター講座(実践編)第6回:【株主還元分析】「赤字なのに配当」は危険な兆候?資生堂の“株主への姿勢”を暴く

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、第6回へようこそ。 あなたは、投資する企業を選ぶとき、何を重視しますか? 「成長性」でしょうか? それとも「安定性」でしょうか? 企業が稼いだ利益(あるいは現金)の使い道…

【簿記】は、40代からこそ最強の「人生の武器」である。〜なぜ今、エクセルやAIの時代に「手書きの家計簿」のような技術を学ぶ意味があるのか?〜

こんにちは。知的好奇心旺盛な40代の皆さま、日々の生活やお仕事、お疲れ様です。 突然ですが、皆さんは「会社の数字」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか? 「毎月の給与明細は見るけれど、会社の決算書なんて見たこともな…