【第4回】ROE 26%は「錬金術」か「魔法」か? 富士通の異常な稼ぐ効率と、そのタネ明かし【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 投資の世界には、世界中の投資家が血眼になってチェックする**「魔法の数字」があります。それがROE(アール・オー・イー:自己資本利益率)**です。 今回、富士通の決算データを分析して、私は思わ…

【第1回】損益計算書(P/L)は企業の「通知表」。富士通の利益6倍増のカラクリを見抜く【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 突然ですが、みなさんは「決算書」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 「数字が羅列されていて難しそう」「会計士じゃないから読めなくて当たり前」……もしそう思っているなら、少しだけ耳を傾けてく…

第8回:【定性分析①】ビジネスモデルと競合比較 ~ニデック「3つの王国」の明暗、AIの救世主と不正の震源地~

こんにちは、makoです。 「ニデック(旧:日本電産)は何屋さんですか?」 と聞かれたら、あなたならどう答えますか? 「モーター屋さんでしょ?」 正解です。しかし、投資家としては50点の回答です。 正しくは、**「軽薄短…

第8回:【定性分析①】ビジネスモデルと競合比較 ~天才的な「標準化」戦略はなぜ失敗したか? トヨタとの決定的な「使い道」の差~

「数字は嘘をつかない」。 これまで7回にわたり、日産自動車の決算書という「カルテ」を読み解き、その病状(赤字・借金・効率悪化)を確認してきました。 しかし、数字はあくまで「結果」です。 なぜ、かつて「技術の日産」と呼ばれ…

企業分析マスター講座(実践編)第8回:【定性分析①】数字の裏にある「物語」を読め! ビジネスモデルと競合比較で暴く、資生堂の“苦戦の真因”

こんにちは、makoです。 企業分析マスター講座、第8回へようこそ。 投資の世界には、こんな言葉があります。 「定量分析(数字)は、過去を語る。定性分析(物語)は、未来を語る」 私たちが前回まで見てきた「ROE」や「流動…

【トレジャリー企業】という潮流。なぜ今、Appleやトヨタは「金庫番」を「稼ぐ戦略家」に変えているのか?

あなたの会社の「財務部」、どんなイメージですか? こんにちは。いつも知的な探求を続けるビジネスパーソンの皆様へ。 突然ですが、皆さんがお勤めの会社にある「経理部」や「財務部」と聞いて、どのような姿を思い浮かべるでしょうか…

【ブルーカラービリオネア】なぜ今、現場上がりの億万長者たちが世界を驚かせるのか?「汗と油」が生み出す、桁外れの価値の正体

私たち40代のビジネスパーソンにとって、「成功」や「富」という言葉は、キャリアの折り返し地点を過ぎた今、若い頃とはまた違った重みを持って響いてくるのではないでしょうか。 ところで、最近「ブルーカラービリオネア(Blue-…

企業分析マスター講座【第11回】:「ビジネスモデル」と「競争優位性(モート)」〜その会社にしかない”強さの秘密”〜(実践:信越化学工業)

こんにちは、あなたの投資学習パートナー、makoです。 「あの会社、10年前はあんなに輝いていたのに、どうして今は…」 「コカ・コーラは100年後も飲まれてそうだけど、今流行りのこの会社は、10年後どうなっているんだろう…