【第7回】成長率+83.6%の衝撃。株価4,253円が「お宝」に変わるカウントダウンと、ライバル比較の真実【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 投資をしていて、最も勇気が必要な瞬間。それは「高値圏にある株を買うとき」ではないでしょうか。 現在、富士通の株価は4,253円(2025年12月24日時点)。 チャートを眺めて、「あぁ、もっと…

【第4回】ROE 26%は「錬金術」か「魔法」か? 富士通の異常な稼ぐ効率と、そのタネ明かし【企業分析マスター講座】

こんにちは、makoです。 投資の世界には、世界中の投資家が血眼になってチェックする**「魔法の数字」があります。それがROE(アール・オー・イー:自己資本利益率)**です。 今回、富士通の決算データを分析して、私は思わ…

【第2回】黒字でも潰れる? 貸借対照表(B/S)で富士通の「鉄壁の守り」を透視する【企業分析マスター講座】

こんにちは。 前回は、企業の「稼ぐ力」を見る損益計算書(P/L)についてお話ししました。 しかし、投資の世界には**「黒字倒産」**という恐ろしい言葉があるのをご存知でしょうか? いくらP/L上で「利益が出ています!」と…

第9回:【定性分析②】経営戦略とリスク分析 ~「計画倒れ」の常習犯? 日産経営陣が描く未来図と、迫りくる3つの脅威~

「今度こそ、生まれ変わります」 「この計画なら、必ず復活できます」 業績が悪化した企業の社長は、必ずと言っていいほど華々しい**「中期経営計画」**を発表します。 美しいパワーポイント、右肩上がりのグラフ、そして「V字回…

第8回:【定性分析①】ビジネスモデルと競合比較 ~天才的な「標準化」戦略はなぜ失敗したか? トヨタとの決定的な「使い道」の差~

「数字は嘘をつかない」。 これまで7回にわたり、日産自動車の決算書という「カルテ」を読み解き、その病状(赤字・借金・効率悪化)を確認してきました。 しかし、数字はあくまで「結果」です。 なぜ、かつて「技術の日産」と呼ばれ…

第7回:【成長性・割安性分析】売上と利益の「伸び」と、株価の「お得感」を測る ~日産自動車は「お買い得なバリュー株」か? それとも「安物買いの銭失い」か?~

「株価が下がっている今こそ、買い時じゃないか?」 「腐っても日産。いつか復活するなら、今のうちに仕込んでおけば大儲けできるのでは?」 暴落した有名な企業の株を見て、そう心が揺らいだことはありませんか? 株式投資の世界には…

第6回:【株主還元分析】その企業は「稼いだ利益」を株主にどう返しているか? ~日産自動車「配当0円」の必然性と、配当性向100%の危険な罠~

「寝ていてもお金が入ってくる」。 株式投資の最大の魅力の一つが、この**「配当金(インカムゲイン)」**ですよね。 最近は「高配当株投資」や「FIRE(経済的自立)」ブームもあり、株価の値上がりよりも、毎年確実にもらえる…

第5回:【安全性分析】自己資本比率と流動比率で、企業の「守りの硬さ」を徹底解剖 ~金利8%の借金を背負う日産の「生存ライン」と、見せかけの資産価値~

「借金をしてまで投資をするのは、悪いことですか?」 投資の世界では、借金は必ずしも悪ではありません。 例えば、金利1%でお金を借りて、利回り10%のビジネスができれば、自分の財布を痛めずに大儲けできます(レバレッジ効果)…